第3話 7月30日

神様たすけてください。


夕方になってもパパが帰ってきません。


今日、パパは発電機を動かすためのガソリンと、食料を探しに町に出かけたのです。


町にはプールクランがウヨウヨいますので、とても危険なのです。


月に一度、パパはプールクランに見つからないように町に出かけます。


「もしもパパが日が暮れるまでに帰らなければ、地下室に隠れるんだ。お前ひとりなら3年は隠れていられる食糧がある。そこでパパがたすけにくるまで隠れていなさい」


パパにそう言いつけられているので、僕はこれからこのパソコンを持って地下室に行きます。


神様おねがいです。早くパパがたすけにきてくれますように。

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