短編集

宮上 想史

第1話 小鳥

四歳とか三歳の頃だろうか、家で小さな小鳥を育てていた覚えがある。

 しばらく育てていて、ある日死んでしまったんだ。

 死んだ小鳥を家の裏にお母さんと一緒に埋めてあげた。

 何日かした後になって、なにを思ったのか僕は小鳥を埋めた場所を一人で掘り返してみた。

 白い小さな骨があった。

 あ……骨になってる

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短編集 宮上 想史 @miyauesouzi

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