あとがき
第六部、無事に終わりました〜
じつはこの話、最初は書く予定じゃありませんでした。
というのも、第五部を書きおわったときの流れで、そのまま、アンドロマリウスの秘密を探るために、パリへ旅立つ予定だったんです。
サブタイトルも『
でも、書き始めてしばらくして、どうも、この感じだと連作短編ではなく、長編の流れになってしまうな。長編は書くのに時間がかかるから今はササッと書ける連作短編がいいんだよな。なんか、あいだに一作、はさもうか。そうだ。青蘭の話では、まだ純和風の村ホラーって書いたことないな。次がベルサイユだし、和風で行こう。あっ、そのためにはサブタイトルがしりとりにならないといけないんだっけ。えっ? ろで始まり、ろで終わるって、けっこう厳しいよね。ろ〜ろ〜、ロンド? 浪漫? ろくろ首かなぁ? ああ、もういいや。ろくろ首のろくろね。
という安直な理由で、てきとうに書きだしたのが、今回のお話です。でも、しっかり10万字書けるw
後半、痣人神社縁起、蝦蟇仙人、轆轤の井戸と、重い字面がつらなってますが、内容はいい感じにまとまったと思います。
今までの六冊のなかで、個人的に好きなのは、螺旋に巣食うかな?
長編のSFホラーでプロットが凝ってたので。そのぶん、書くのに一番、時間がかかりましたが。プロットの複雑さと執筆時間には確実に関連性がありますね。
さて、青蘭のシリーズ、だいぶ、あれこれと明らかになってきました。
じつは大筋の伏線もかなり入れこんでるので、もしかしたら目ざとい人は、「あれ? もしかして?」と思うことが、いろいろあるかもしれません。
リエルは絶対、アレだろう、とかw
リエルはエブリから読んでくださってるかたには、以前、妄コンように書いた短編が初出ですと言っておきます。
次回の第七部で、それについて暴露することになるでしょう。
あっ、ここに書いておこうかな。
エブリで第2回最恐小説大賞ってイベントをやっていて(〆切済み)、それの連作短編部門に青蘭の第一部〜第三部までを応募しました。今さら出てきたサイトで送るのどうだろうと思ったんですが、書籍化の可能性があるなら送ったほうがいいんじゃないかと数人のかたに後押ししていただいたので。それと、カクヨムではホラーの賞がまったくない!( ̄▽ ̄)
というわけで、送りこんだところ、連作短編部門の最終候補7作のうちの一作に選ばれました。まだ最終結果が出ないと、どうなるかわかりません。
ただ、もしも、いい結果が出た場合、たぶん青蘭のシリーズはエブリで独占掲載になると思うんです。
エブリから、わざわざ、こっちに来てもらった皆さんに申しわけない……
まあ、わかりませんけどね。
このあとがき部分まで公開するころには結果が出てるかも。
お早めに報告します。
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