「死にかけの蛍」 より

 過去を食い潰して生きていく。

 今日も頑張って生きましたなんて手一杯な振りして厚顔無恥に生きる。

 恥ずかしくなんかないさ。だってこれが私だもの。

 嘘とエゴと自尊心で固められた人のような物体X。それが私の本性さ。



 —死にかけの蛍 安藤藻屑—

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