第2話 12/12

今日も朝は寒かった。少し心は暖かかった。

学校に着いた。君の顔がすぐに見えた。

楽しそうだった。心があたたかかった。

でも、帰ろうか、そう思ったとき

ぼくは芯から冷えていた。

またいつものぼくだった。


-汽笛-

暗闇を僕は走る

自転車のタイヤはゆっくり回る

僕の心もくるくる回る

そんな闇夜に汽笛が響く

響く汽笛は君の声

ぼくは汽笛は鳴らせない

鳴らす笛はぼくにはない

決して僕には作れない。

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一進一退帳簿 @tyutayaeikou

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