眠りの森のシリアス沼

シリアス沼とは、物語の展開において、胸をえぐるようなシリアス展開を特に好む傾向にあることを指す。そのような人をシリアス沼住人と呼び、シリアス展開を愛しすぎるがゆえに、どんどんシリアスを突き進んでしまう状態を沼にハマると定義する。


さて。しかしながら、一概にシリアス沼といえども、その性質、温度、色合いは実に様々…そう。


シリアスと一概に言えども、人によって、好むシリアス展開は微妙に違うのであるッッッ!!(ダァンっ!


もちろんこれは、他のシリアス沼住人を否定せよということではない…むしろその逆…多様性…多様性を受け入れるのだ…フォースを感じるのだ…それにより、新たな刺激を受ければ、新たなシリアスエモが見いだせるであろう…。




こほん。




というわけで、シリアス沼住人の間でも、好みのシチュは微妙に違うよね!という話でツイッターが盛り上がりました。

そこで、話題に上がったのが「眠りの森の美女(茨姫)」を例に引いた、己のエモいシリアスシチュ語り。


原著では、「百年の眠りにつく呪いをかけられたお姫様が、王子様のキスで目を覚ます」ですが…これを各々のシリアス沼住人が自分好みに物語を改変するとどうなるか、ということです。


ちなみに、湊波のエモを詰め込んだ場合はこんな感じ!



眠り姫が百年の眠りについてしまい、助けられなかった罪悪感から闇堕ちする王子様(この時点で、彼も不死となりずっと心の傷抱えてる)

百年後に目覚めた姫様が、闇堕ちした王子様に翻弄されつつも彼を救う



……え、なんですって、好きそう?

好きやで(にっこり



このですね…闇堕ちする王子のところで、まずめっちゃ書きたいですよね…(うっとり

わりと王子様、良いところまでいくんですよね…お姫様を呪いから救えるかも、ってところまで行けると思う。でも多分、その直前で決定的なミス(しかも、お姫様を思うがゆえのミスとかだと尚良し)をしてしまい、彼女を助けられないんですよね…良いな…(えっ


で、ここの闇が深いからこそ、百年後に姫さまが目覚めた時の、苦しみと切なさと愛しさがごっちゃになった感情が王子様と姫様を襲うっていうのがあの、なんていうか、至高(ひどい


でもでも、やっぱり最後は、姫様に王子様を救ってほしいの…そうして二人で、夜明けを見つけて欲しい…欲しい…ここもエモ…ここ含めてな…(祈り



……なんかこれ、マジで話しかけそうだぞこれ(当惑



以上。

暁か黄昏かって訊かれると黄昏が好きな湊波ですが、最終的にはやっぱり夜明けを見つけて欲しい系シリアス沼住人でした…っ…!

皆さんも是非、「眠りの森の美女」でエモい展開を想像してみてくださいませ~。

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