雪風様と行く、国防戦線! ~休載中~

宵月醍醐

プロローグ

プロローグ 進水

私は、目を見張っていた。

人、人、人…

「なんでこんなに人いるのー!?」

というか、そもそも私は、もう解体されているはずじゃなかったけっ…

と思い、周りを見渡してみる。

昔のように、同じ服を着た男達が、いや、女の人も混じっているけど、艦の上で忙しく動き回っている。

だけど、昔よりもスマートな形の砲に、だいぶ小さくなった魚雷発射管…

「ま、まさか…」

それに周りを見ると、あの頃よりも立派で先進的なドックに、街並み。

ほぼ、確定だ。

「わ、わたし…よ、よ」

ドックのとなりで、お偉いさんっぽい人が話しているが全く聞こえなかった。

「よみがえったぁ?!!」

私、雪風がそう叫ぶのと同時に、船体は海へと飛び込んだ。

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