第6話 『ほんとに帰った』

 けさ、まだ、睡眠薬が効いてるなかで、ぼやっと、庭を眺めたら、な、な、な、んと。


 いる❗ 

 

 大好きな、三つならんだ、でっかい、収納箱の上に、どんぶり、と、座り込んでいます。


 あそこは、暖ったかい。


 ま、カラスさん以外の、邪魔物は、やましんだけ。


 首のリボンが、少し、色褪せている。


 そいつは、厳しい冬の名残かも。


 でも、前よりも、さらに、まるまると、でっかいな。


 成長したのか?


 リボンが、くびに、食い込んでるような。


 外したほうがよいかもしれないけど、近づくと、にげちゃう。


 食べ物を、用意しないと、接触は難しいな。


 しかし、いたい、どこで、どうやって、食べていたのだろうか?

 

 おつとめしていたのかしら。


 あいさつくらい、しにおいで。


 気にしてたんですから。


 昼には、消えていたのです。



 あ、もしかしたら、元気な姿を、やましんに、見せにきたのかしら?


  

    また、あらわれたら、つづく 🐈

 


 

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