今日は好きな人と日直の日。主人公はささやかながら、努力した。少しだけ髪を上に結んで、色つきのリップを塗って、学校に行く。ゆっくり過ぎてくれればいいのに、こんな特別な日の時間の流れは速い。あっという間に放課後だ。
二人で日誌を書く。お互いの髪が擦れ合う。
「丸い文字が、女の子らしい」
そんな言葉が嬉しくて、主人公のドキドキは止まらない。
そして気付いてくれた絆創膏。嘘をついて、偶然を装って。
これはね、実は、偶然の「おそろい」ではない。
さらに、主人公にはサプライズが待っていた。
かわいらしい女の子の、健気な行動に、胸キュン間違いなし。
是非、御一読下さい。