04 気の休まらない休憩時間
お昼時間は、一人でゆっくりご飯を食べるのが良い。
何かを行いながらだと、食べてる物の味が分からないし、何よりご飯時くらいゆっくりリラックスしていたい。
けれど、そんな私の大事な時間を邪魔してくる人がいた。
「相田さん♪」
「相田さん♪」じゃない。私の安息の時間返して。今すぐ回れ右して他の子に話しかけて。ほら、他の子が羨ましそうにこっち見てる。「何であの子ばっかり」とか、そんな感じで特に女の子達がっ!
「一緒にご飯食べようか」
「イエ、ケッコウです」
「そんな連れない事いわずに、ねっ?」
「ねっ?」じゃない。
皆一緒にわいわい楽しくお喋りが良いよねみたいな軽いノリで話かけてこないで。
私は教室の片隅で一人で息する派なんです!
卒業まで、いるかいないのかよく分からない感じで、学園生活送ってくんです。
私は弁当箱をもって、スタンドアップ。
「ちょっと具合が悪くて一人になりたいので、失礼します」
来ないでよ。
追いかけてこないでよ。
お願いですから来ないでください。
これフリじゃないですからね!
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