第2話

普段は、かっこよく魔王をしている彼女だが俺の前に来ると可愛くなる。

この前なんて顔を真っ…おっと、これ以上言ったら世界からけされるかも…

冗談(冗談では無いが…)は置いといて、

彼女は普段魔王をしている。俺は…アドバイザー的なやつを少し。あと革命を起こさない程度に元の世界の技術を伝えたりだとか…している。

元々それを教える代わりに給料と住む所を貰ったんだし。魔王にな。


因みに魔王と言っても、そんな強い訳では無い。人より魔法が少し上手いだけだ。だいたい1万人を軽く薙ぎ払うくらい…。そもそもこの世界で魔法を使える奴は少ない。いたとしたら魔王、王族、騎士団長クラスの騎士、賢者、エルフなど…。

これくらいである。人間だけだと世界に3万人もいない。それくらい魔法が使えるとは貴重である。

彼女は、生まれつき魔法が使える。しかも高威力、高精度の魔法を。なるべくして魔王になったと言ってもいいだろう。

魔王になったばかりの頃の彼女は、城から1歩も出ず毎日国政の勉強、魔法の練習、儀式などなど…だったらしい。そんな彼女が何故俺に恋したか。それを俺目線で教えてあげよう。俺 、望月 湊と魔王エリシュア・アルテミアの話を。







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