第13話涙
緑は、家に着いて涙を流した。
そして部屋に引きこもってしまった。
健は、心配で扉を叩いた。
「姉ちゃん、大丈夫?」
「健!」
名前を呼ばれて反射的に扉を開けた。
部屋からは香水の臭いがした。
「健!」
と寝間着姿の緑は健とキスをした。
「どうしたんだよ?」
「いつも水樹とはしてるんでしょう?嫉妬しただけ。」
と緑は言って扉を閉めた。
嫉妬した?という事はやっぱり緑は俺の事が好きなのか?
水樹とは今日、初めてキスをした。
甘い蜂蜜の味がした。
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