第120話 用語解説19
品質管理部なら知っていて当然な単語を解説
・親和図法
新QC7つ道具の一つ。
ブレーンストーミングなどで意見を出し、親和性のあるグループにまとめて問題解決の糸口を見つける手法。
作者が産婦人科のパパママ講座を受講した時に、この手法でグループ学習を行ったのだが、親和図法の説明を延々と自分が行うセミナーのようになってしまったという罪なやつ。
出産前後での準備を考えようっていうテーマだったかな。
まあ、そんなわけで幅広い分野で使用されております。
グループ分けについてはかなり恣意的にコントロールできるので、意見がでないとリーダーの考えに引っ張られてしまうという困ったところがありますが、そんな欠点は無視される。
そもそも改善活動で意見をいう奴なんて少ないよね。
みんな面倒な事には手を出さない。
QCサークルなんてやめちゃえばいいのに。
・群馬東インド会社
鹿児島東インド会社ってピカツーだよね。
・JIS規格
ずっと「日本工業規格」で覚えてきたのに、2019年に突然「日本産業規格」に改名される。
「いい国作ろう鎌倉幕府」が「いいはこ作ろう鎌倉幕府」に変更されたくらいの衝撃。
まあ「じすきかく」って読み方は変わらないのでよし。
日本の国家標準であり、これが製造業の基本。
品質管理の担当者はこれを暗記させられる。
わけないか。
沢山の規格があり、全部は覚えきれない。
・計量法
昔風に言えば度量衡。
長さや重さの単位を決める法律。
違反すると罰金などがあるので、「六尺ふんどし」、「百貫でぶ」などは言ってはいけないし、書いてもいけない。
と言いながらも、実際材料商社では「さぶろく」、「しはち」など尺で取り扱いされている。
さぶろくは縦横が三尺六尺、しはちなら四尺八尺。
通報しても警察は動いてくれない法律。
故・永六輔氏が尺貫法復活運動をしていたが、結局は変わらなかった。
ところで、なんで鉄とアルミでさぶろく板のサイズが違うんですかね。
そんなことしているからメートル法を使えって言われちゃうんですよ。
というか、一々変換するのが面倒なので、世界的に統一しろよ。
ヤード、フィート、メートル、マイル、インチってお前ら好き勝手にやりすぎだ。
因みに、世界的ヒット商品の試作をしたときに、ベテラン職人がアメリカの図面がインチで描かれているのを知らずに、「アメリカ人はこんなちいせぇ商品つくるのか」って驚いていました。
ミリとインチじゃ全然違うよね。
・醤油
醤油といえば野田。
というわけで野田に醤油工場を見に行ったのに、何故かとある宗教団体に追われる事に。
いや、施設前で全裸になって写真撮影しちゃダメだろ。
警察に追われなくてよかったね。
という友人を思い出しました。
飲酒検問なのに覚せい剤の検査をされちゃうくらいの不審人物だったんですよね。
勿論使ってませんでしたが。
品質管理のはなしじゃねえ。
・ジェンダーフリー
何故か男を敵視する団体。
「この世に男はいらない」って言われました。
・後工程はお客様
建前。
建前。
大切なことなので二回言いました。
前工程の不良を後工程が修正するのが常態化しておりますな。
不具合の発生工程が対策をしなくてどうするんだよと言いたいのですが、言ったところで何も変わらない。
弊社に限らず全体的にそんな感じ。
いいものができるわけないよね。
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