第235話 流されて

 ☆亜美視点☆


 夏休みにプールに遊びに来た私達。

 50m自由形で夕ちゃん、紗希ちゃん、渚ちゃんと勝負して見事に勝利したところ。

 皆泳ぐの早くて冷や冷やものだったよ。


「清水先輩何やったら出来へんのですか?」

「うーん……格闘技?」


 さすがにボクシングとかは無理だと思うんだよね。


「どれどれ……ふっ!」

「うわわ」


 夕ちゃんが急にパンチを出してきたので咄嗟に避けて、夕ちゃんの顎に寸止めを決める。


「見事なカウンターだねー!」

「ボクシングもできるじゃない」

「先輩……」


 咄嗟にやっちゃった。

 私って本当になんだったら出来ないんだろう……。


「私、自分の弱点探してくる……」

「えぇ……」

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