So sexy, So pretty, So try me...

床町宇梨穂

So sexy, So pretty, So try me...

「ねえ、私の事どう思う?」

いきなり何を言い出すか分からないのが女の子の魅力だ。

「どう思うって・・・良いと思うよ・・・。」

どんな答えを求められているかがいまいち分からない。

「どう言う風に良いの?」

「とってもかわいいし、性格も良いと思う・・・。」

ありふれた言葉でしか彼女を説明できないのは僕自信が彼女に興味がないからかもしれない。

「じゃあ、私と寝たいと思う?」

できる限りやっておくのが男の子だ。

「もちろん!」

「じゃあ、私と付き合いたいと思う?」

「・・・・・。」

それは別問題だ・・・。

「私の事をかわいいし、性格も良いし、寝たいと思うくせに付合いたくはない訳?」

「・・・・・・。」

返答の仕様がない。

「じゃあ、寝てみたら私と付合いたくなるかもしれない?」

急に彼女に興味が出てきてしまう自分が本当に情けない。

「そうかもね・・・!」

「じゃあ、一回してみよっか?」

「うん・・・。」

そうして僕は彼女の肩に腕を回した。

彼女は言った。

「好きでもない女の子とするのってどういう感じなの?」

「いや、あの・・・。」

この子はいつもストレートだ。

「答えにくいよね・・・。」

すると彼女が洋服を脱ぎ出した。

そして彼女は全裸になって言った。

「私のこと好き?」

こう言う時僕は何を言ったら彼女を喜ばせる事ができるのだろう。

「多分・・・。」

そんな言葉しか出てこない。

「ここまでしても、あなたは私の事を好きって言わないんだね・・・、でも嘘をつかないあなたが好きよ・・・。」

僕の中で彼女の存在がどんどん大きくなっていくのを感じる。

もしかしたら、本当に彼女の事を好きになり始めているのかもしれない・・・・・・。

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So sexy, So pretty, So try me... 床町宇梨穂 @tokomachiuriho

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