動物好きの少年は、里親探しをしていた子犬とともに、車に轢かれ呆気なく死ぬ。
死の世界の入り口で少年は、そこの管理者にのだした選択肢の中から、子犬を連れての異世界転生を選ぶ。
彼が管理者より与えられた力は『言語理解』
彼は言葉で繋ぐ。
自分と子犬を。人と魔獣を。世界と己の運命を。
文章は読みやすく、一話一話もそれほど長くはない為、比較的容易に読み進めることができた。
その文章や心根の優しい主人公が、他者の協力を得ながら善行をなしていく物語の性質上低年層向けのファンタジーと言える。
モフモフ好きや、純粋熱血型主人公が好きな方にはさらにお薦め。
主人公がこれから作りあげていくだろうサブタイトルの未来を、是非私同様に見届けてもらいたい。