episode.『04月08日(木)』
嫌われてしまえばいい
離れていけばいい
どうせいつも一人なのだ
自分を助けてくれるのは
絶対に裏切らないと言えるのは
信じられるのはいつも一人だ
何でもできるから
誰かに頼られる
誰も助けてくれなかったから
頑張ってきた
頑張れば一人になる
この流れからは抜け出せない
そういう定めなのだろう
※
何でもできる動じない奴
これが強さだと言うのなら
貴方の見解は間違っている
対応する術を知っているから
そつなくこなしている
ただそれだけなのです
それを知らなくても
直感でどうにかしてしまうから
そんな凄い奴に見えるのです
本当は弱虫なのに
表には出さないから
貴方は知らないだけなのです
※
自信がないから
何でもやって
達成感を味わって
自分はできるやつだと
自分を鼓舞している
気を紛らわしている
自信過剰なくらいが調度いい
それを誰もわかってはくれない
それでも根暗だ
調子に乗っている
そんな言葉ばかり
何をどう頑張ろうとも
自分を理解してくれるのは
やはり自分だけなのだ
※
息苦しい
人の密集した中にいると
自分がどれだけ異物なのかがわかる
周りに合わせられない
自分のことだけを考えて
それが一番楽だから
誰かと何かをすることが
嫌いなわけじゃないけれど
相思相愛でもないのに
以心伝心なんてできないよ
ずっと一人だったから
一人に慣れてしまった
社会不適合者だ
※
一人は己を強くする
誰も助けてくれないから
自分で頑張るしかないのだ
全て自分でこなすしかない
なのに人はそれを弱さだと言う
誰かを頼ることが真の強さだと
頼る相手がいなかった者に
酷なことを言うものだ
社会とはそういう者の集まりだ
人は支え合って生きていると
誰も助けくれなかったくせにね
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます