episode.『12月22日(日)/12月23日(月)』



いつになく、孤独を実感している。


きっと、聖夜が近いせいだ。


自分とは縁遠い冬の祭り事。


肌寒い空気と相まって、寂しさを助長する。


どれだけ一途であろうとも、片想いなら、虚しさしか残らない。


これ以上、私を惨めにしないでください。


幸せな笑顔を見せないで。


羨ましくなるでしょう……?



      ※



聖なる夜に私はいない

この手の中に何もない

傍には誰も存在しない


冷たいだけの世界と私

凍えるばかりの寒い日


会いたい人はいるのに

幸せな人を眺めるだけ

私にも夢を見させてよ


叶わぬ恋に現をぬかし

それでも君を思ってる


こんな私にもください

もう子供ではないけど

とても素敵な贈り物を


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