アプリのサービス終了は作品の終了じゃない!(はず)

そろそろ新しい年を迎える準備を始める12月。


断捨離をしたり、家の大掃除をしたり、1年の締めくくりとして、色々な整理整頓をし始めますね。


アプリゲーム界でも、それは例外ではなく。

様々なゲームが、サービス終了を発表する時期でもあります。

年末商戦ってやつですね…。


つい最近も、私がサービス開始時からずっとプレイしていたアプリゲームが、サービス終了のお知らせを出していました。


始まりがあれば、終わりもある。

サービス開始があれば、サービス終了もある…。

逃れられない運命だとは分かっていても、やはり寂しくて、胸に込み上げてくるものがあります。




アプリゲームはサービス終了したら、その作品はそこで終わってしまう。

皆さんは、そう考えるでしょうか?


私は、そうは思わないです。


何故なら、サービス終了した後でも、様々な展開を見せているアプリゲームの作品も、たくさん知っているからです。




バンドをやっているキャラ達と一緒に楽しむ某リズムアプリゲームなんかは、今年の3月末にサービス終了したにも関わらず、何とついこの間の12月初旬に、その作品のLIVEイベントを行ないました。

サービス終了から半年以上も経ったのに、です。


ちなみにこの作品は、ゲーム内で読めていたメインストーリーを、サービス終了後からドラマCDとして全て音源化するとも公言しています。メインストーリーのシナリオそのままで、全てフルボイスになります。現在ドラマCD第1巻は既に発売しています。


しかも、ゲーム内で使われたイラストを全て収録したビジュアルブックなるものも、もうすぐ発売されます。ゲーム未公開のイラストもあるそうな。


これ、今年の3月末に本当にサービス終了したアプリゲームなの?と、そう思いたくなるくらいの展開を見せている作品です。本当にすごい。




他にも、アプリゲームはサービス終了しているのについこの間、7周年を迎えたからといって突如記念サイトが現れた作品や(あんさんぶる的なアレですね)、来年の展開まで既に決まっている作品や(SEGAの某ミュージカルリズムゲーム)、サービス終了後に謎の予告動画を残して、その後更に新キャラのキャラソンまで発売してしまった作品(銃の擬人化ゲーム)なんかも存在します。


後は、Switchなんかにアプリゲームがそのまま移植した作品なんかも、ちらほら見かけるようになりましたね。

個人的には1番それをもっと色んな作品でやってほしいなと思っています。アプリゲームからコンシューマーゲーム化して、手元に残るから永遠に遊んでいられる…最高だと思います。




サービス終了したはずなのに、作品自体はまだ終わらない。そんなアプリゲーム作品も、最近はたくさんあるんですよね。


もう、サービス終了=作品の終了という時代では、無くなってきているように思います。




私はそれがとても嬉しい。嬉しいんです。




たとえそこまで遊んでいなかったアプリゲームだったとしても、やはり1度は名前の見たことのある作品が跡形も無く消えてしまうというのは、寂しいものです。


もちろん、遊んでいたユーザーの思い出には残るかもしれませんが、思い出というのは、どうしたって薄れていくもの。

やはりそれが、寂しくて仕方ないのです。


私も既に、サービス終了してしまったアプリゲームの内容が思い出せなくなっている作品がちらほら…こんなに寂しいことはないです。




なので私としては、もっともっとサービス終了した後も、こういう風に作品が色んな場所で展開をみせてくれたり、コンシューマー化したりしていけばいいなと、切に願っています。


1つでも、その物語やゲーム内容が忘れ去られないように。


確かにそこにあったのだと、思い出せるように。

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