え? まだやっていない?
よかった。私もなんだ。一緒にやろうよ。
一人でやれ?
そんなこと言わないで。
これはみんなでやらないといけない宿題なんだから――。
少し先の未来。けれど、足音がすぐそこ迫った未来。
大学生・深奈川綺羅々は卒業旅行で友人らとアフリカに行き、そこで偉大な先生からずっと前に出されていた宿題があったことを思い出します。
宿題って何かって?
そう思ったあなた。まずは冷蔵庫を開けてみてください。あるいは自動販売機に行きましょう。お住まいの近くに川が流れている方は、じっと水面を見つめてみるといいかもしれません。
きっと、そのヒントがあるはずです。
まどろっこしいと感じたあなたは、是非、この「穢れた生命」をお読みください。
読み終わる頃には宿題の意味がきっとご理解いただけると思います。