追想のガラスごしに

手の届かない場所へ消えた時間を、透明なガラス一枚隔てて追憶している……けれど、温度や鼓動が、今この場所にあるようにも感じられます。

過去の日々の透明感、色合い、水のように揺らめく心と「彼女」の存在が、青春の甘さ切なさと共に伝わってきます。
青春のおわりと後悔を知り、そこに囚われた今の自分の視点から。

とてもすきです。