メインディッシュ

 とろとろ。ふわふわ。ゆらゆら。オムレツのようなそれにかっていたい。ひたっていたい。

 そこにナイフが入れられる。応じる私。流れ出す中身。特筆すべき点も無い中身。何か大切な物が溢れ落ちていく感覚と共に、とっておきの中身が出来上がっている事に気づく。


 私はきっと幸せなのだろう。


 今日も仕事だ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る