Can’t Die by Escapism
Laccis
obliviousness
何か優れた逃避可能なものがあれば、それに突っ込みたくなる衝動を抑えられないのは当然のことで。
明日やろう、明日やろう、次の休みにまたやろう……。
流れる時間と景色の界隈に築かれる不確かな肉塊。
何かいいことがあったのか。
いいことなんてないんだよと呟いては液体をこぼし。
今を生きる希望の兆しを塗りつぶした真っ黒な背後のセンテンスを。
忘れればなんだって幸せになれるものなんだって。
忘れてはいけないものまでをも消し去ることで、新しい人間として生まれ変わった気分になれる。
他人からは、どう見たって最低な人間にしか見えないのは当然のことであるが。
正解なんてないんだみんな不正解の道を行く。
物事には決まりがあって従うものがあるならば。
勝手に決めた正解を、何を根拠に正解と?
価値が何だと意味が何だとうるさくざわつく知らない癖は性。
止められないのが赤いものだってそいつが良ければ問題ないし。
周りがどうとか自分だけがどうとか死んだらマシとか取り繕うアジャスティックストリング。
人とかかわることで失うすべての人の心の鬨の隔離を。
爆発したって無意味なそれらの生きがいなどは存在せず。
人生の良し悪しを決めるのはヒトから見てただの悪夢で。
結果が悪ければ自由にどうぞ。
美しい悲鳴は宇宙に響いてすべてをつつんだまろやかな液体になってあまねくを覆いかぶさるあからさまな逃げ道の端の期待に埋もれた十中八九。
脅えるものはないと信じて信じた道を信じて進むが最善いかなるこだまといかぬを精巧な性交を美しく爆発した。
芸術は爆発。
死を招いたすべての出来事を忘れてしまえば生まれ変わったそんな気分に。
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