今まで私が新しい物語を読む時タイトル、概要欄、一話目だけ読んで、そこで面白そうだったら最後まで読むみたいな感じだったのですが、10話目くらいまで読んで本当に良かったです。言い方が少し悪いかもしれませんが、概要欄と一話目のインパクトが(個人的に)少なく、読み進めようか悩みました。しかし、ここからもう作者の魔法にかかってたみたいです。読めば読むほど話に夢中になっていき、夜中に読み始めたはずなのに気付けば空は明るく最新話まで読み進めて今では更新を今か今かと待ちぼうけるようになりました。
【ド正統派恋愛物語】
登場人物全員の葛藤、人間味が濃すぎて自分の青春がフラッシュバックし、読みながら悶絶したり泣きそうになったりしました。
四季さん、、、好きです。
後悔したくないので言っておきます。
この作品は舞台設定、キャラクター描写、作中のテンポ等、ラノベとして必要な要素は一通りクリアしている優等生だ。普段小説を読まない人でも容易に場面をイメージ出来るよう丁寧な描写がされているし、ヒロインも個性的だ。苗字と口調で、誰が発言してるかが一発でわかるほど丁寧に組み立てられた作品なので、ラノベ特有の少々強引な展開(それは決して欠点ではない)が嫌いな人でなければ受け入れられるだろう。
この作品で最も賛否が分かれるとすれば、登場人物たちの長台詞だ。例えば上記のレビューはかなり長いが、これが一人のキャラが一度にしゃべる長さだったりする。どのキャラも大事な場面でまくし立ててくる印象を持たされる。
万人受けするスタイルとは言い難いが、某探偵コ○ンや、"わたおに"の台詞回しが大丈夫な人なら刺さるはずだ。