平均的な能力で異世界に転生したけど俺はそれでも屈しない

カフェラテ

第1話残酷な運命

「んん~こ 、ここはどこだ?」


 新人会社員の山崎 拓斗(やまざき たくと)は今の状況を全くつかめていなかった。


今、目の前に広がっているのは見たこともない生き物、花、そして周りにはジャングルのように、木々がおい茂っている。


 えーと、頭を整理しよう

そうして俺は今日1日のことを振り返った。


俺は会社に行って、

それからいつも通りありえないくらいの量の仕事をあたえられて、

それを終わらせるためにまたいつも通り残業をして…


 そうだ!思い出したぞ、それから急に心臓が痛くなり、倒れた…



おいおい、ていうことは死んだのか…


ということは、これは…




よしゃぁぁぁぁ!!異世界転生きたぁぁ!!


俺は予想とはうらはらにとても嬉しかった。

なぜなら、これでもうあのブラックな会社とはおさらばだからだ。

そして、アニメだと転生したらチート級能力を手にすることができるのだ!

あと、可愛い女の子とも会える。


ふふふふ、ということは俺は世界最強だ!!

よし!試しにやってみるか…



!!


俺は周りに響く大きな声でそう叫んだ。

すると、目の前によくアニメで見るような画面が出てきた。

そこには…


山崎 拓斗 Lv.1 HP60


攻撃力 56 防御力 47 素早さ 43


MP:34 強さランク B 必殺技 なし


魔法:なし


ん~平均


俺は、自分の目が信じられなかった。


おいおい、嘘だろ…


この世界のことは、全然知らないが多分この強さは見るからに平均レベルだろう。


「おい、なんでだよぉぉぉ!」


異世界転生したら世界最強になるとか、チート級能力持てるんじゃないのかよ!


マジかよ…俺はこれから、どうすればいいんだー!!













  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る