そういう事で25歳になりましたが。。。

@ka53towani

第1話 今の私。。。

PCに向かって私は悩んでいた。。


こんなことをしてなにになるのだろう? 小説を書いたからって収入がもらえる訳でもないし、知ってもらいたい訳でもない。


でもどうしてか心の奥深くでは書いてみたい・・・

もしかしたら誰かが見ていてくれてるかも知れない。才能なんて全くないけどやってみたい、そう思ったのだ。



この話は私の昔話です。。。。本当に信じるかどうかは任せます。。。

駄文で申し訳ないのですが、お付き合い願います。。。。




高校を卒業し、寒い雪国へ心の中で別れを告げて、私は首都へ向かう夜行高速バスへ乗り込んだ。

卒業式の後はクラスで、「頑張ろう会」みたいなことをやっていた。二次会がカラオケだが誘われもしなかったので、自分と親しい子(クラスは別)と遊びに行き、本当のクラスメートたちとはあっさりとお別れした。


別に嫌いではない。何人か苦手で話せない人もいたけれど、きっと一緒に歌うのが気まずいと思ったのだろう。音楽の授業で音痴っぷりが発揮されたのだから。でもそれはしょうがない。私もそんな恥を2度はかきたくないので誘われなくて、3割寂しく、7割はほっと安堵していた。



そしてバスの中で目を閉じ、そんなことを考えていると気づくともう雪国の景色はなく、車が大量に走っている道路、高くそびえ立つマンションや、ビルが連立している景色が窓から見えた。



もう、子供ではいられない。大人に、社会人にならないといけないのだ、と感じた。自分でも父の助けとなり家族を養わないと、とうっすらと考えていた。


そんな甘い考えが後々大変になること、まだ何も世間のことを知らなかったのだと思い知ることになるとも知らず。。。



そう感じていた頃から、もう7年が過ぎていた。いまこの文章を入力している私も当時を振り返ると若かったのだと今でも恥ずかしくなる。

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