『おやま』

『おやま』

《これは、近未来フィクションである！》

だにごろ『おわ‼️う、うごいた。』

だにじろ『どうした、なに、さわいでる？』

だにごろ『だて！にいさん、この、やまが、うごいたんだ。』

だにじろ『ばか、これは、やましんさんだ。』

だにごろ『やぱ、やまだ。』

だにじろ『いや、だから、これは、やま、じゃなくて、ひとだ。生き物だ。巨大生物なんだ。』

だにごろ『なななな、なんと、山だと思ったです。』

だにじろ『ほんとのおやまは、もっと、でかいらしいぞ❗』

だにごろ『へー、どこにあるだ？』

だにじろ『あや、おらも、みたことはない。うわさだ。』

だにごろ『へー、そりゃ、見てみたいものだべね。』

だにじろ『ああ、だにいちろが、そう言って、旅に出たままかえらないんだ。』

だにごろ『はー。やまは、恐ろしいんだー。』

だにじろ『んだ。』

　おちぶれて、おやまのなかの、ちいさな小屋にひっこしたやましんさんは、エネルギー節約のため、あまり、動かなかったのである。

　⛰️　　　　⛰️　　　　⛰️

　　　　　　　　　　　おしまい