超人化計画(箇条書き)
金星人
第1話(動機 背景)
私は宇宙にこの上極まりない関心を抱いてきた。そしてその為にそれに近い勉強の道を遅いながらも選択した。
しかしここ最近、自分の夢に小さくない疑問を抱くようになった (確かに別の理由もあるにはあるのだが(笑)。その疑問は以下である。
本当に宇宙そのもの自体が好きなのか。
というよりもむしろ自分の目で見に行くこと、その手段の発見、開発の方がやりたいことなのではないか。
そう思うようになった。その時、私は小さい頃思い描いていたある夢を思い出した。
彼らになりたい___。
その為私は牛乳を、目を白黒させながら毎日紙パックを空けるほど飲んだものだ。勿論、それに見合う腹痛と釣り合う量の排泄物も出てきたが (物理的な保存則を幼きながら体感していた!ww)。その甲斐あってか、確かに身長はそこそこ伸びたが最終的にはナイスの5%にも届かずに失敗だった("人間"なら当然である)。最初からそうとは思っていたがその夢はやっぱり無理なのだと諦めていた。
しかし、今は全く別のアプローチが有るのではないかと本気で思うようになった。それが物理的なそれである。つまり科学的な手法で進化させてしまえば生身でそれこそ彼らのように宇宙へ行けるようになるのではないか、と考えた。これが実現すれば唯の趣味の話ではなく革命となるだろう。以下に今瞬時に思いついた利点を列挙する。
・生活圏の拡大:移動方法が格段にレベルアップするので人口問題は解決されるだろう。
・移動手段の変革:上記と被るが、あの勢いで飛んだり、高速移動が出来るようになるので、コンコルド、ロケット、音速機等は景色をゆっくり眺めてのんびり移動しながら旅を楽しむための手段となるだろう(つまり高速移動手段としての機能を失うに違いない。その頃、高速道路はどういう名前になっているのかが気になる)。
・宇宙観測の飛躍的な進歩:大勢が色々なところへ自由に速く、しかも現地に行くことができるので観測機を道中の故障のリスクを激減させられる。更になんと言っても生で見られることにも小さくはない意義があるだろう。(「プロキシマケンタウリbってどうだった?」__「あぁ、良いとこだったよ。あそこにある惑星なら人間の姿に戻っても暮らせそうだ。」みたいな会話も聞こえてきそうだ)
・level7の何かしらとの遭遇確率が上がる:危ないと言うかもしれないが、危険を犯してきて進歩してきたという歴史を背負って生きていることを忘れてはいけない。危険との遭遇が進化につながる。
他にも色々あると思うが今はとりあえず。
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