愛を求め過ぎたら、婚約破棄されちゃったよ

一ノ瀬 彩音

第1話 愛を求めた過ぎた結果

私には婚約をしている人がいるのですけれど、その人の

お名前は朽木海斗って言います。


海斗と婚約しているのですけれど、最初の頃は

上手くやっていたのですが、最近は冷めているのか、そうじゃないのか

わかりませんが怪しい雰囲気です。


このままだと婚約自体が破棄されそうな感じがしてなりません。


どうすれば回避出来るのかを考えていますけれど、私にはよくわかりません。


そこで私は海斗にご連絡して一度会って欲しいと言うと、海斗も会って

お話したい事があると言うので丁度良かったです。


私と海斗は喫茶店で待ち合わせして、喫茶店の中へ入ると店員に席まで

案内されて席に二人は座ります。


その後、二人は何もご注文はせずにじっと何も喋らずにいます。


この雰囲気はまずいと思うので私はどうにかしたいという気持ちで一杯でした。


「海斗、何かご注文しない?」


「そうだな、そうするか」


私と海斗は二人とも店員を呼んでコーヒーをご注文したのです。


「海斗って私に愛をそんなに捧げてくれないよね」


「そうかもしれないな」


「私って愛を沢山捧げてくれる人が大好きなの」


「そうなのか」


「うん」


お話していると店員がトレーに2つのコーヒーを乗せてこちらに運んで来ます。


私と海斗の目の前にコーヒーが置かれると店員は

「ごゆっくりどうぞ」と

言ってくるのでした。


それかというのもお話が先に進まないので私はお話をするのでした。


「もっと愛を下さい」


「………………」


「どうしたの? 海斗」


「婚約のお話はなかったことにしてくれ」


「そんなの嫌よ」


「嫌とかじゃないんだ、婚約破棄したい」


「嫌なの」


「そんな事を言わないで、頼むよ」


「うっ…………わかったよ…………」


「ありがとうな、明美」


二人はご注文したコーヒーを飲まずに会計を済ませると

喫茶店を出てお別れをする事になる。


こうして私と海斗との恋愛は終わるを告げると私は

悲しい思いというか、つらい思いというか、そんな感じの

気持ちにはなるものの、泣きたいのに泣かずに我慢している。


そうして私は新しい恋愛を求めようとはせずに一人で気楽に

生きていくという形を取るのです。


一人の方が楽でいいし、誰にもご迷惑をかけないし、誰かと一緒に

居るとその人の人生を背負わないといけないっていうのもある。


誰かの人生を背負ってまで結婚したくないっていうのもあるし、

独身が一番いいよねって事になります。


独身最高だね!!

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愛を求め過ぎたら、婚約破棄されちゃったよ 一ノ瀬 彩音 @takutaku2019

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