貴方とはもうやっていけません!!

第1話 腹が立ちます

私、椎名綾香には大好きな人がいるのですけれど、

大好きな人のお名前は菊池奏多です。

菊池奏多とはインターネットの某サイトで知り合いになって

現実でお会いして、意気投合して、そのまま恋人になるのです。

私自身は地味なOLなんで気にしてないのですが、菊池奏多は

私の事を気にしてて変な感じが致します。

菊池奏多はサラリーマンで私と同じ地味なはずなのに、そうは

見えないのですごいと感じます。

どっちにしても互いに上手くやっていて順調に交際が進むと、

菊池奏多から婚約しないかってお話が出てくるのですけれど、

私は戸惑いましたけれど、okというお返事を出します。

そうすると菊池奏多は喜んでいて私も心の中で喜んでいるのです。

そのまま関係が順調にいくかと思われましたが、些細なキッカケで

大喧嘩すると私と奏多は大変な出来事になるのでした。

普通の大喧嘩ならいいけれど、そうではなくて怒鳴り合いの喧嘩で

お互いに言う度に疲れていくし、最後の方なんて息切れをしてて

大変な事になっている。

どうしてこんな風になってしまったのかなと考えてはいますけれど、

思い当たる事がないし、私は悪くございません。

しかし、奏多がお前が悪いだろって言われると、私はカチンと

切れて奏多の頬にビンタすると、奏多がこちらを睨みつけて

くるのですけれど、そんなのはぜんぜん怖くありません。

怖くはないですけれど、相手は男性なので酷い目に遭わないのかなと

ヒヤヒヤしている所はありました。

喧嘩はそのまま続いて、お互いにどうする事も出来ないのでよく話し合うと、

婚約破棄させてもらいたいと奏多から言われると、私もそれでいいよと

投げやりになってしまってしょうがありません。

結局、婚約破棄されてしまうと私もどうしていいのかがわからないので

そのまま流される事とします。

婚約破棄が成立したという事で奏多とは婚約も出来なくなり、私の恋愛も

ここでおしまいという事になる。

奏多とは数年間もお付き合いしてて婚約まで約束していたのにも関わらず、

こうなってしまったのは私のせいでもあるかもしれないです。

それでも私は婚約破棄というのをすぐに受け入れましたが、その後に

後悔したかもしれないと悔やんでいるのです。

遅かれ早かれ婚約破棄はしてたとは思うので、これで良かったと思うのと、

私は大事にならなくてホッとしています。

私と奏多は別れると、二人は別々の道を歩む事になるのですけれど、

私は私で新しい恋愛捜しをするしかありません。

焦って新しい恋愛捜しをするとろくな事がないのでじっくりと見極めつつ、

異性との交流をしていこうかなって考えています。

慎重に交流していかないと痛い目に遭うし、二度と婚約破棄はしたくないって

言うのが本音です。

次に恋愛する時、私は必ず幸せというのを手に入れて結婚して子供も

産んで温かい家庭を築くのだと心の中で誓います。

次に出会う人は良い人でありますように………………。