これからの日本のゲームの状況も変えていかないとな
8月19日 - 外務省、急増するジャパゆきさんへの対策として日比協議機関の設置を決定。
さて、ライジングの傘下企業のうちの製造業関係の今後の方向性を決め、それを紙に書いて俺は北条先輩に説明することにした。
「壱岐対馬に行って感じたことも含めて、これ以降のライジングの傘下企業のうちの製造業関係の今後の方向性を決めてまとめてみたから見てもらえるかな?」
「わかりました」
俺が渡した紙を北条先輩は受け取ると、ざっと読んだ後で言った。
「YS-11の後継機の設計開発はともかく、その他は今までそれぞれの企業でやっていたことの延長やすでに計画はしているもののようですから、特に問題はないと思いますわ。
富士山重工業もT-3初等練習機、T-5初等練習機、T-7初等練習機といった自衛隊の練習機や民間向け軽飛行機FA-200やFA-300の生産もしておりましたし、不可能ではないでしょう」
「国内向けの低燃費で短距離離着陸できるターボプロップ機は、やっぱりあったほうがいいと思うからな」
「確かに壱岐や対馬のような離島や地方空港向けであれば、そういったものの方が需要がありそうですわね。
ではそのように手配しておきますわ」
「うん、よろしくね」
とりあえずこれに関して、後は北条先輩に任せておけばいいだろう。
「あと仮面バイカーやアルテママンみたいな特撮だけど、最終的には時代劇やアクション映画の俳優もできる若手の抜擢・育成のための若手俳優の登竜門番組にしたい。
主役の変身前は子どもや子育て中の母親に人気が出そうなイケメンで当然演技力もそれなりにある若手。
悪役や変身後はアクションや演技の実力を重視で行けばいいと思う」
「なるほど。
時代劇の殺陣をいきなりやるよりは、特撮で演技とアクションの役割を分担しながら育てていく方が確かに良いのかもしれませんね」
「それにアイドルとかの名前が通用しない分、子供の目は厳しいからね。
演技力のないやつが出れば、ぼろくそにたたかれるからオーディションは厳しくしないといけないよ」
「わかりましたわ」
こっちもあとは北条先輩に任せておけばいいかな。
アニメのラブラブライブの制作進行とともに、男性アイドルグループGENJIホタルと女性アイドルグループの紫sikibuのコンサートも成功。
あまりにもメンバーの入れ替えが激しすぎた、にゃんにゃんクラブは解散が決定していてそっちからファンの移動もあるようだ。
そして俺の本業であるゲームに関しても将来を考えていかないといけないな。
まず一つ注意しないといけないのは、スペシャルロボット大戦のヒットによって「人気の映画・マンガ・小説をゲームにすればなんでも売れる」という認識でクソゲーが粗製乱造される可能性があることだが、これはアタラナイショックの原因の一つでもあったし、サンシャインでサードパーティが原作ありゲームを発売するときはチェックを厳しくする必要があるだろう。
また本来ゲームというのは判断力や思考力などを働かせることで楽しむもののはずなのだが、日本ではコンシューマではドラゴンクレストやファイナルファイトファンタジーシリーズのヒットによるストーリー優先のJRPGが主流になってしまい、パソコンではノベル形式の美少女ゲームが主流になってしまい、その結果としては電脳紙芝居が主流となってしまったせいでスト―リーの差別化が難しくなってマンネリからゲームそのものが衰退していってしまったと思う。
そしてそうでないジャンルのゲームアクション・シューティング・シミュレーション・格闘ゲーム、アドベンチャーゲームなどは難易度が上がりすぎて一部のマニアしか楽しめないものになってしまったことでやはりゲーム離れを招いた。
実際のところはアクションゲームなどの高難易度化によるマニア化によりだれでもクリアできるゲームへのニーズを増大させたというべきだとは思うが。
実際にビーストハンターのような、狩りゲーは長い人気を誇っていたし、大乱闘スマッシュシスターズやスプラッシュトゥインなども簡単だが奥が深い対戦ゲームとして、人気だったしな。
アーケードゲームも難しすぎず簡単すぎない対戦要素や協力要素のあるゲームを開発していきたいものだと思う。
ユーザーを飽きさせないのと難易度を上げすぎないことの両立は難しくはあるのだが。
またゲームハードに関して言えばアメリカはアタラナイショックの影響で、ヨーロッパではそもそも家庭用ゲーム機そのものがあまり普及していないこともあって、廉価なホビーパソコンがゲームの主流で、その後も世界的なゲームハード市場は日本メーカーのものが市場を席巻するのだが、それがゆえにネット系ゲームへの対応が大きく遅れたことも忘れてはいけないだろう。
とりあえずは対戦格闘ゲームでしばらくは稼げると思うけど、だからこそ対戦ゲームをCPUの難易度を上げたり、コマンドを複雑にしたりして、マニアックにしすぎないことは大事だと思う。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます