とある独裁国家の末路
北朝鮮、正式名称は朝鮮民主主義人民共和国。
太平洋戦争で敗北した日本から離脱した朝鮮半島に冷戦下で誕生した分断国家であり、38度線と呼ばれる軍事境界線を挟み、同じく朝鮮半島南部を実効支配している朝鮮民族の国家である韓国、正式名称大韓民国の統治区域と対峙している国家である。
ただし、北朝鮮の憲法上は、朝鮮半島全体を領土と規定しており、韓国も同様に憲法上は朝鮮半島全体を領土と規定しており、お互い相手を国家としては認めていない。
朝鮮戦争において北朝鮮とそれを支援した中国人民解放軍とアメリカ軍を中心とした国連軍の間で朝鮮戦争休戦協定が結ばれて以来、南北は現在に至るまで名目上は休戦中であるが、実際には小規模な衝突や破壊工作はその後も断続的に発生している半島である。
日本国政府は、1965年に朴正煕政権と締結した日韓基本条約第3条で韓国を「朝鮮にある唯一の合法的な政府」と認めているため、朝鮮民主主義人民共和国についてはこの取り決めに基づき国家の承認を行っていない。
その北朝鮮は、国家樹立当初から武力行使での朝鮮半島を統一を標榜して実際に目指しており、昭和25年(1950年)に北朝鮮が韓国に侵攻し朝鮮戦争が発生したが、北朝鮮は中国やソ連が支援し、韓国はアメリカを中心とする国連軍が朝鮮半島の完全な共産化を防ぐために派兵し、それによって戦闘の最前線が半島の南北を往復することで、両国国土の全体が焦土化して荒廃と南北政府の分断の固定化を招いた。
そしてソ連・中国の支援を受けた北朝鮮は、焦土となった自国を復興させ、70年代ぐらいまでは地上の楽園というのもあながち嘘ではない状態でもあった。
1960年代に入ると、朝鮮半島統一行動のために韓国や日本に対する諜報・破壊・拉致などの非合法活動を活発化させ、その工作活動は1985年まで続けられていた。
特に1970年代から1980年代前半にかけ、日本国内において、不自然な形で行方不明となる者が多数出ていたが、これは在日韓国・朝鮮人や帰化朝鮮人らを抱き込んで、日本人に成り済ますための教師として、もしくは日本人を工作員として仕立て上げるために、複数の日本人を拉致したためで当時既に北朝鮮からの手紙などである程度はその事実はわかっていた。
拉致方法としては本州や北海道の日本海沿岸や九州などに木造の中型漁船を装った工作船で工作員を密かに上陸させ付近を偶然通りがかった若者などを拉致したり、漁船を襲撃して拉致したり、既に日本国内に潜入している工作員や協力者が目ぼしいターゲットを決めて接近し、言葉巧みに誘い出し、誘拐したり、貧しいものに仕事の紹介をするとして、北朝鮮に連れて行ったりなどである。
特定失踪者はリストに乗っている271名、非公開約200名の計約470名とされているが実際はそれ以上多い可能性も高く、またかつての朝鮮を知っている年齢の高いものや拉致に抵抗したことで殺されたものも少なくないようである。
なお、この頃の北朝鮮の実情について日本はあまり知らず、ソ連の援助もあって急成長していたとされた北朝鮮に対しては地上の楽園と称賛していたのに対して、昭和27年(1952年)の「大韓民国隣接海洋の主権に対する大統領の宣言」通称
北朝鮮政府や在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)らは「地上の楽園」と自国を呼び、それに日本の左翼政党やアカヒ新聞、テレビアカヒなどはその言葉を鵜呑みにしてそれを流布していたが、ソ連が経済的にも末期的な状態で北朝鮮への援助が滞っていたこともあり、北朝鮮は既に地上の楽園などではなかった。
なおその前の60年代に行われていた「帰国事業」で在日朝鮮人ら約9万3千人が北朝鮮に渡ったが、そのうち約1830人が日本人妻であったし、太平洋戦争直後に北朝鮮区域から日本へ帰国できなかった残留邦人は1440人ほどいるとも言われている。
・・・
そのころ島津と明智の二人組は新潟の漁港へ来ていた。
「日本海側もなかなかいい名所があるじゃないか」
「そうだな、やはり取材旅行をしたのは正解だったと思う」
そう話をしている彼等の元へ近づこうとする影があった。
十人ほどの北朝鮮の総書記直属の特殊工作部隊である。
「よし、やるぞ」
「はい」
と彼等が島津と明智を拉致しようとした瞬間に、がっと彼等の両足首を何者かが掴んだ。
「な、なんだ?」
その両手は地面の下から伸びてきてものすごい力で彼等を地面の下へ引きずり込んでいった。
「な、なんなんだ、これは? た、助けてくれ!」
だがその声は誰にも届くこともなく彼等はそのまま冥界まで引きずり込まれたのだ。
「日ノ本の民を拉致し殺害した重罪人共よ。
八大地獄の日帰りツアーへようこそ」
伊邪那美は前田健二がやっている伊東への日帰りツアーというものを地獄送りに適用することで24時間だけ望むものを地獄へ突き落とすことを閻魔から許可を得ていた。
「こ、ここは?」
「正真正銘のあの世の冥界よ」
「冥界?」
そして般若よりも恐ろしい形相になった伊邪那美が言う。
「よくも私の計画の邪魔をしてようとしてくれたな。
24時間、地獄の責め苦を受けてまずは己の所業を悔いるがいいわ!」
伊邪那美はヒョイッと彼等を地獄へ投げ落とした。
彼等は八大地獄である、
地獄では肉体が切り刻まれても、両断されても、口の中からから体の中に侵入した火を吐く虫で内蔵を焼き尽くされても、内臓を貪り食われても、死ぬこともできず、意識を失うこともなく、狂うこともできず、拷問などを行ったことも受けたこともある彼等ですらその苦痛は到底耐えられるものではなかった。
「も、もういっそ、殺してくれ」
「あ、ダメダメ、本当は宇宙が終わるまでここで苦しむのよ」
「そ、そんな」
「まあ、ここは司法取引というやつで手を打ちましょう。
そのためにあなたがたがやってきたことを全て公表し、証拠となるものをすべて出し、日本にいる貴方達の組織の人間や協力者の名前や場所を洗いざらい全部隠さず公表しなさい。
白状したやつは地上へ帰らせてやる。
ああ、嘘をついたら閻魔がそれを知らせるから無駄なことはするなよ?
あと、地上へ戻りもう一度同じようなことをしたらお前たちの家族も一緒に地獄に突き落とす。
言わないやつは一番上の地獄へまわしてやるから1兆6653億1250万年ほど苦しみに悶えるがいい」
「わ、わかりました! 全部話します! 証拠も出します!」
「うむ、素直でよろしい。
ああ、地上に戻ってもいつでもどこでも我々の目はついて回ると思え。
たまに足首でもつかめば忘れんだろうがな」
「ひ、ひぃい」
それにより読買新聞などのマスコミに彼等が地獄から逃げ込み、持参したその資料や証拠とともに供述をおこない、北朝鮮の特殊工作員は多い時期は年に3回、少ないときは2年に1回ほど拉致を実行したが、同じような特殊部隊は他にも活動していること、自分たちは日本の中型漁船を装った工作船で5人ほどが乗った中小漁船を標的にしたり漁港の通行人を拉致したことなどを全て話した。
北朝鮮は彼等を消そうと新たな工作員を投入したり、協力者の在日朝鮮人などに彼等を殺させようとしたが、その者たちもまた八大地獄の日帰りツアーを体験して、機密情報を漏らす側となった。
さらに背後にはソ連のKGBや中国軍部の協力があること。
通名や帰化したばかりの日本社会主義化党の幹部党員や朝鮮総連幹部を通じて、在日朝鮮人の協力者を沢山擁していること。
殺したものの戸籍を使って
1976年8月18日に起きた国連のボナファス大尉とベリト中尉を北朝鮮が斧で殺害した斧蛮行事件、1983年10月9日に全斗煥大統領を含めた韓国政府首脳を狙ったビルマを訪問していた韓国の閣僚などミャンマー人らを含む21人が北朝鮮のテロで死亡したラングーン事件なども同時ににさらされ、更には複数の通名による生活保護や国民健康保険の不正受給・空受給・不正使用、パチンコやサラ金、闇金の北朝鮮や韓国への送付などもすべて表沙汰になり、日本はそれを国際法廷へ訴え、北朝鮮及び韓国はテロ国家として非難されることになる。
実行犯たちを手引きしていた二重国籍や帰化人、背乗りによる偽造戸籍の日本社会主義化党だけでなく日本共産化党、自由民政党の幹部党員や公安調査庁、警察庁など政府関係機関幹部、検事や弁護士などの司法関係、朝鮮総連幹部、それに協力していた在日本大韓民国民団幹部、出版社やTV局などマスコミ幹部、自治体職員、サラ金やパチンコなどの在日系列の企業役員などは、外国の軍隊を手引きして日本の国土の中へ手引きし拉致や殺害を行なったことで外患罪で逮捕され、この事件をきっかけに本名と関係ない文字の通名の使用の一切の禁止、当然ながら複数の通名の使用の禁止、日本国籍の日本人以外への生活保護の支給の全取りやめ、日本国籍の者で帰化人3代目以降以外の者の被選挙権はなくされ、公安との癒着が明るみとなったことで、パチンコは違法とされ全国に展開しているパチンコ店は一斉に閉店を余儀なくされた。
もっとも彼等は拉致した若者を教育し日本に再上陸させ、情報収集などをさせる計画だったとも証言したが、結局拉致被害者を工作活動に従事させる計画はうまく行かなかったとも証言している。
これにより北朝鮮はソ連だけでなく中国からの支援も失って完全に行き詰まることになり。
それとは別に韓国で合一協会の合同結婚式に参加した後、行方不明になった日本人女性がいることもマスコミにさらされ、やはり韓国はテロ国家だ、竹島の不法占拠をやめろという声も上がることになった。
これによって韓国俳優の韓流ブームや韓国旅行ブーム、日本人女性と韓国人男性との見合いブームなどは起きなくなったし、決着がついているはずなのにアカヒが大きく取り上げることでこじれた慰安婦問題や徴用工問題をほじくり返されることもなくなったし、約1兆3600億円もの公的資金が投入される朝銀の救済もなくなったのである。
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