JKバニーガールがオーナーを務める店は好きですか?

京城香龍

高校生バニーガールオーナーはじめます!

私、おおとり聖雪みゆき、15歳。

この通り見た目は茶髪にロングヘアーの至って普通の女子高校生。

「聖雪、今日カラオケ行かね?」

「ありがと!でも早く帰らないと門限が。それじゃあ、またね!」

「カラオケなんて毎日家で歌っているもんね…それに早く帰らないと…」

なぜなら私は…


バニーガールクラブ「ライラック」

「みなさん、おはようございます!本日よりこのバニーガールクラブ新オーナーになりました、鳳聖雪です!」

実家が高級バニーガール倶楽部なのです!

そして私がそのオーナーをやっているのです!


どうしてこういう事になったのかと言うと…

遡る事今年3月

新しく通う岩手県立繋高校のキャラメル色にストライプのネクタイにチェックのスカート。

岩手県一かわいい制服として岩手県中の女の子に人気で、コレを着て通学するのが夢だったんだ〜

でもお披露目している場所が…


「聖雪ちゃんきゃわいい〜!」

「さっすが新入JK!若さが違う〜!」

実家のバニーガールクラブ「ライラック」の店内でなのです。

開店前や学校が休みの日はJC・JKフェチなバニーガールスタッフが集まって私と3つ下の妹の為に接待してくれるのです!

名付けて「団欒タイム」!

「さすが岩手県中の女の子に人気の繋高校の制服ね。晴れて入学おめでとう聖雪ちゃん!」

オールスルーのストッキングにバックシームの付いた網タイツのに黒いバニースーツと長袖の燕尾ジャケットをパリッと着こなし、10cmピンヒールを履きこなして私の手を握ってきたのは、私を小学生の時からずっと愛して世話してくれた、お母さんからの信頼が最も厚いバニーガールキャストの北海きたみ水峰みほさん!

ウェーブのかかった長い金髪にピアスとバニーガールが一番似合う髪型で私の理想の人なの!

「お姉ちゃんかわいい!そして大人っぽい!」

「ありがとう、麗愛りあ

3つ下の妹、鳳麗愛。12歳。小学6年生。

だけどスタイルのいい母親に似て体の発育がよくてもうバニースーツを着る事が決まっているんだ!

「新しい制服似合っているぞ聖雪!」

「お父さんもありがとう!」

お父さん、おおとり北斗ほくとはまだ37歳と若い。

だって当時16歳だったお母さんと22歳だったお父さんは条例が許さない恋愛だと覚悟の上でこの岩手県盛岡市に駆け落ちした。

そこで翌年私と妹を産んだ。

言わば「ライラック」は両親の恋の証!

何としても守っていかないと!



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る