第20話 生活とか
テレビのニュースで重症三人含んだ十数名の重軽傷がでたと、この前の大風の翌日にやっていました。
瞬間風速30メートルを越えていたそうで、風で前に進めないというなかなかできない体験をしました。
まあ、色々と被害はあったわけなんですが、道路も枝やら葉っぱやらが撒き散らされていました。
翌日だったんですが、昼過ぎにちょっとした用事で街の海岸の端っこまで車で行きました。皆さん箒なんかもって片付けとかされていました。
民家の前は綺麗になってるわけですよ。おかげで道路にゴミがなくて車で行き来に不自由がないわけです。通ったのが県道か市道か知りませんけれど、県や市の道だからと県なり市が掃除をする訳じゃないんですよね。もちろん県も市も何もやってないわけじゃないですが、そこに住んでる人たちが自宅の前だからと掃除をするわけです。
箒をもって玄関の前の落ち葉を掃除していた人がいたんですが、顔を真赤にして箒を振っていました。壁の外の道路は綺麗になっていました。
実際のところなど知りようもないですが、たぶん外を掃除してから庭先の掃除をしたのでしょう。玄関の前にあれほど落ち葉があって、壁のそとに一つもないのはおかしいですからね。
道路を別の人が掃除したのかもしれませんけど、それはそれでだれかが道路を掃除しているわけです。
その民家のおじさんとはなにも、繋がりなどひとつもないんですけれどここで生きていて、この町に住んでいるということは、そういう地域の人たちがいろんなことをしてくれているから生きていけてるのだなぁと思いました。
地域の繋がりなど、ティーバッグを二十回くらい使った出がらしのお茶よりも薄いものになっている訳ですが、一人で生きているなどということは決してなく地域の人達に生かされているんだなぁと感謝しなければならないものだと思ったのです。
生きていることの感謝の念を忘れたくないものです。
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