『ごき大将の信念』
やましん(テンパー)
『ごき大将の信念』
《これは、フィクションです。現実社会とは、一切関係ございません。》
😹
やましんちの、ごきや、ねずや、にゃんたちは、かつて壮絶な大戦争をしたのです。
それは、やましんさんが排出する、食料をめぐる争いでした。
トラブル名人のお母様をかかえ、その後始末やら、往復180キロの職場との行き来やら、自分のうつ化やらで、やましんさんは荒れておりました。
そこで、台所などの、おかたずけも、いい加減だったのであります。
とはいえ、排出される食料には、おのずと、限りがあります。
夜ともなれば、ごき一族や、ちゅう一族、さらににゃん一族も加わり、それはもう、凄まじい争いが、繰り広げられたのです。
もちろん、やましんさんも、そうじはせずに、やたら、わなを仕掛け、各種生物化学兵器も導入し、争いに介入してきてはおりましたが、そのことばかりに関わる余裕はございません。
そこで、全員が滅亡の危機に陥りました。
最初に斃れたのは、なんと、やましんさんでした。
うつ状態で通勤不能となり、腎臓の機能障害も発生し、ついに、お仕事はやめて、お家に引きこもりました。
外部からおべんとを取るようになり、食い残しは少なくなりました。
そうして、それでも、大量に、わなや、生物化学兵器を配置したのです。
ごき大将は、まだ下っ端でしたが、このままでは、『みな終わりだ!』と、確信しました。
そこで、戦争ばかりしている『ごき大統領』を、ついに失脚させることに成功しました。
さらに、どぶねずみ族や家ネズミ族、のらにゃん族などとも交渉を重ね、ついに、停戦を実現し、新しい『ゴキ憲法』を制定しました。
軍は解散させ、防衛隊としました。
そこには、『自衛措置以外の戦争の放棄』がたからかに、歌われました。
しかし、時を経ずして、憲法改正の動きが出て来ていたのです。
タカ派のゴキからは、『防衛軍』の明記を行うように突き上げられました。
アリ族は、もともと、他種族不介入を信条としておりましたが、ごき大将の『戦争の放棄』は、支持しておりました。
ゴキ大将は、言ったのです。
『大戦後、100年は、戦争放棄の実績を積まなければならない。だから、まだ時期尚早である。100年、努力をし、平和の実績を持って、他種族と話し合えば、きっと大きな未来が開けるはずなのだ。』
『それまでに、やましんちのごきは、滅亡だ。』
タカ派のゴキは言います。
『人間は、信用できない。すぐに、約束と違う事をやるし、大体、まともな、約束が出来ない。』
『いや、必ずや、分かりあえる、ものなのである。あせってはならない。』
タカ派は、ゴキ大将の暗殺計画を進めた。
ある、寒い日、越冬中のゴキ大将を、タカ派の青年将校が襲ったのです。
『ゴキ万太郎(ごき大将の本名です。)死すとも、平和は死せず!』
大将は、叫んだといいます。
幸い、ゴキ大将は、奇跡的に、生き残たのでありました。
⛅ ⛄ ⛅
やましんさんは、体調が悪く、ごろごろと、転がっている毎日であった。
なにか、非常に恐ろしい事が、ひたひたと、近づいてきて、いたのだが・・・・・
********** ⛈ ⛈ 🌊 💣 ???*****
おしまい
『ごき大将の信念』 やましん(テンパー) @yamashin-2
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