世界

概要

栄枯盛衰に溺れ、滅びゆく世界。


・地理

程よく陸地と海があり、それなりに文明が発達しやすい地形をしている。

気候は全体的に暑め。雨も多いがスコールのような短時間ではなく、ほぼ嵐。

動植物が極端に少なく、海中の藻によって酸素は供給されている。

魔力に関してはほぼ枯渇している。

大抵の陸地には廃墟が並んでいて、自然物はほぼない。

廃墟にはドローンとゾンビが徘徊している。

ドローンは、遥か昔に破綻した受信料の取り立て名目で襲ってくる。

ゾンビは数こそいるが人間不足により餌も新人も加わらず、能力がかなり落ちており、さほど脅威ではない。

水道は生きており、電気も原子力のお陰で通電しており、食料さえ何とかなれば生きてはいける。


・歴史

一昔前はかなり発達した文明を持っていた。

しかしある年代の人間たちが暴走、既得権益と年功序列を武器に暴利を貪っていた。

進みゆく少子高齢化、老人には手厚く、若者、妊婦、子供は奴隷の社会制度、文明は衰退していった。

滅びが決定したのが二十年前の選挙、老人福祉一辺倒の現政権に、若者が結束して社会再生を求める新党が作られ、事実上の一騎打ちとなった。

結果は老人と若者との人口比がそのまま出て変革ならず、見せしめとして立候補者は逮捕され、人知れずに粛清、これをきっかけに若者の多次元への流出が相次ぐ。

少子化に危機感を持った政府は渡航に年齢制限を設け、同時に移民受け入れを拡大、女性は産む機械として隔離された。

結果の内乱もドローンにより鎮圧、最後の抵抗として自殺と無理心中が多発し、同時に対策のために政府が作っていた組織がただの天下り先と露見し、気が付けば人類の絶滅が決まった。


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