友達を消

この世から友達が消えたなら。

楽なのかな。

そんな事を思いながら、今日も学校へと、足を進める。

「おはよー」

「おはよう。」

朝一番はまず、挨拶で始まる。

教室に入って、友達と喋る。

「昨日さ〜、塾のテストでさ〜低い点数取っちゃってさー」

そっか。

「あらら…でも、高いんでしょ〜?」

「そんな事無いよ〜」

まぁ、そう言うよね。

私は成績が悪い。

多分、学校の中の下の下ぐらい。

周りの友達はみんな頭良いから、

私は、いつも心配になるし、焦る。

みんなに迷惑かけてないかな。

呆れられてないかな。

嫌われて無いかな。

内心どう思ってるのかな。

勉強出来ない子からはみんな離れて行くのかな。

いつも、そんな心配ばかりしている私は、1人でいる方が楽では無いかと、思いつつ、毎日を過ごしている。

-誰かが、友達を消してくれればlいいのに。-

-そうしたら、こんな思いもしないかもしれないのに。-

-神様はイジワルだなぁ。-

そう思うんだ。

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