第18話 無駄
かなりの日数、文をかくことから遠ざかっていた気がする。
お久しぶりです、お元気ですか。
皆さんが、無事日々を過ごせていることを願います。
かなり無駄なことを書く自覚はあるけれど、何度も負の感情に襲われては過去を思い出してまた恐れる、というループを繰り返している。
例えば、相手に悪気は無いのだと信じようとしていても記憶に阻まれ、脳が勝手に判断してその本人を遠ざけようと動いてしまうだとか。私は、この人を信じようとしているのにと毎度罪悪感を抱く。
ここで、不安なれば本人に言ってみるといいのでは? と考える方はいるだろう。自分でもそう思う。しかし、ここでも記憶が邪魔をする。過去、打ち明けた際に拒否、拒絶された記憶を元に、これ以上自分が余計に傷つかないようにと考えが構築されていく。
私が信頼したいと願う彼らなら大丈夫だと保証する思考は、今の私には無いのだろう。人を信じる思考を、私はこの先手に入れられるのだろうか。愛しい、好きでいたい、大切にしたいと思うことはできるのに。
ほら、また負のループに足を踏み込んでいる。自分を嫌いになる。
話が飛び飛びになり、我ながら支離滅裂だなと他人事のように思うが、これが今の私だ。
時々包丁やナイフに触れる。何故こんなにも無駄に負の感情を増幅させ自分自身を打ち砕くようになったんだ?と笑いながら、切れ味のいい刃物を手に持つ。肉体的な自傷はしない。死に向かうことの恐ろしさを冷静に思い返せば、自然とナイフを元の場所に戻す。
10年ほど前の私は、母の泣き顔を思い出して死ぬのを諦めた。
今の私は、死の痛みと恐怖を思い起こし生き足掻く。
人に怒るよりも、人を原因にするよりも、全て己のせいにした際の平穏を、全てを私のせいにした時の周りの穏やかさを、あの1年と少しの期間で知ってしまったから。
考えるうちに眠気に襲われ始めたので、ひとまずここまでとする
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