48. Get closer - 接近 -
今回のmemoもかなり長くなります、スイマセン。
もうね言い訳だらけです笑
前回の47話でもチラっと言いましたが、47話(の途中から)とこの48話は、この「Magnet」連載開始したばかりの2010年夏にはすでに執筆済みだったお話でして、作者自身にとってこれまでの48話中でも特に大切にしているエピソードであります。
と言いますのも。
時は2010年の夏。ほんの思いつきで書き始めたこの「Magnet」でしたが、ふっと「ブルックリンから対岸の夜景を見て一緒にごはん食べるショーンさんとラム子さん」ってのが浮かびまして、思いつくままばばばーーっと書きなぐったのが最初でした。
ここで二人の距離がぐっと縮まる展開にしよう、と決め、すぐに前後のストーリーも浮かんだので、それもばばーっと忘れないように書いたりして。
で、忘れもしません、2010年の8月だったでしょうかね、横浜でS様・B様と「オフ会」なるものをしまして。
その際に行った横浜・みなとみらいのとあるレストランで「クルーザーに乗れますよ」とお声をかけて頂き(何とサービスで!)、S様・B様と「うっひゃ~い!」っとクルーザーに乗せて頂いたことがありました。
東京湾をナイトクルージングですよ!!! 何というセレブ気分!
その時にクルーザーから対岸の夜景を見て「うわぁ…まさにこんな景色を見ながらの場面を今書いちょるんだよ~ワシヽ(;▽;)ノ」っと感無量になったのをお二方が憶えてらっさるかどうかはわかりませんが、そういう出来事もあって、作者にとって強い思い入れのある回なのであります。
S様、B様、その節は大変にお世話になりました。めちゃめちゃ楽しかったですよね~!
お二人にとってはどうかわかりませんが、ワタクシにとってはもう大変に大切な思い出の夜なので、それゆえに大切な思い出とリンクした大事なエピソードになった、というわけなんです。(長ぇよ)
みなとみらい、久しぶりに行きたいなあ~。
それとあともう一つ。
「ラムカ」という名前の意味をやっとご披露出来て本当に嬉しいです。
ラムカってのは実はワタクシの考えたオリジナルの名前でして、昔からのおなじみさんならよ~くご存知かとは思いますが、「名前をローマ字にしてそれをアナグラムする」ってのが好きなので、そんなノリで作った名前なんですよ。色んな蓮の名前からママがそうしたことになってますが、あれ実際はワタクシ自身がそうしたんです笑
ただ、何となく響きが気に入ってつけた名前ではあるんだけど、「ママの思い」ってのを考えた時に「げげーん、どうしよう」ってなりまして。
それでもっともらしい理由をこねくり回して書いてありますが、まあ作者であるワタクシもある意味ラムカさんのママでもあるわけですから、かけがえのない大切な宝物、という思いは同じですしね。良い名前をつけてあげられて良かったと思ってます。
ちなみにラムカさんの弟のラーイシュリヤ(アイシュ)君もワタクシがつけたオリジナルの名前ですが、彼の名前の由来なんかも出てきますので、興味ある方がいらっさるかどうかわかりませんが、まあ楽しみにお待ちください……つって全然大した由来でもないんですが。
で、戸籍名とは違う普段の呼び名云々、という箇所は、「その名にちなんで」という映画を観たあとに「これだ!!!」っとなって、草稿に付け足した部分です。
ジュンパ・ラヒリ著の原作も買って読みました。分厚くて描写が実に細やかな、長~い長編なんですけど、頑張って読みました。
映画も観たし原作も読みましたが、ワタクシの解釈と記述が間違ってるかもしれないので、「それ違う」というご意見がありましたらぜひに教えて頂けると幸いでございます。(ペコリ)
あと、『
これについても「ちげーよ」ってご意見がございましたら教えて頂けると大変に助かりますです。(ペコリ、あげいん)
サンスクリットに関しても、「サンスクリット」そのものが「言語」なので「サンスクリット語」って表記するのは間違いかもしれないんですが(頭痛が痛い、的な)、日本では言語であることを示すためにあえてサンスクリット語と表記することが一般的らしいので、そうさせて頂きました。
ちなみにラムカさんのママの「マリカー」という呼び名はジャスミンという意味のサンスクリットなんですが、和名である「
Mallikāと書くらしいんですけど、ひょっとしたらラムカさんの名前も「Lamkā」と書いて「ラムカー」としたほうがよかったのかな?笑
あんまピンときませんが。
てか睡蓮ちゃんのママがジャスミンなのは微笑ましいけど、例のキャスさんちの問題のあの方のお名前、ヤスミンさんもジャスミンのことなんだよね。
まいっか。
えーとえーと、それから。(書く事いっぱいあって混乱ちう)
あ、そうそう。
前半部分はラムカさんの視点で語ってますが、後半からはショーンの視点になってます。(一方、彼のほうも…から先の部分)
1話の中で視点が変わるのを嫌う人もいらっしゃると思うので悩んだんですけど、この回に関してはどうしてもショーンの視点も必要だったのであえてこういうふうに書きました。
本当はラムカ視点の前半とショーン視点の後半で物語を2話に分けるべきだったのかも、とも思うんですけど、切りどころが微妙というか、この回は二人の気持ちを同時に読んで欲しかったというのもありまして。
この回でやっとこさ(そう、やっとこさ!大事なことなので2回言いました!)ラム子さんがしょんちゃんに心を開いてくれて、二人の距離がぐぐっと近くなったのを感じ取って頂けたら嬉しいです。
タイトルのGet closerの「close」ってなかなか意味が広い言葉ですよね。
「クローズ」と読むと閉めるとかそんな意味だけど、「クロース」って読むと近付くって意味だし。
なのでこれは「ゲット・クローサー」と読みますので、間違って「ゲット・クローザー」とお読みにならないでねん笑
んで冒頭のデリで買ったごちそう群に関しては、大量になっちゃったので用語解説には簡潔にまとめました。全てワタクシの大好物ばかりなんですが、特にカタラーナはもう10年以上食べてないので説明書いていて恋しくてたまりませんでした。
前回47話のところでも書いた思い出のイタリアンレストランでよく頂いてたんですよ。
あんな美味しいもんがまた食べれるなら太ってもいいわ!!!笑
興味ある方はググってくださいまし。
あとそれから(まだあんのかよ笑)、第3話のベティの話のところで「悲しみの女王」という言葉が出てきたのを憶えてらっさるでしょうか。
あの時確か「そのうちに説明出て来るよ」と言ってたと思うんですけど、9年かかってやっと出すことができました。
「悲しみの女王」とは、作者の崇拝するシャーデーの名曲から浮かんだアイデアだったのでした~。
話の雰囲気とは全然合わないけど、そのシャーデーの『King of sorrow』を貼っておきますね。
SADE / King of sorrow
https://youtu.be/nF7yuNg_zWE
SADEのボーカル、シャーデー・アデュはワタクシにとっての女神さまのようなお方。
39話のミシェ子&ミゲル愛の劇場のところでも書いたと思うけど、SADEからはもう一つ「とっておき」の話が生まれているので、いつかそれもご披露できるかと思いますのでお楽しみに。
書く書く詐欺常習犯のワタクシですが、そこももうすでに執筆済みなので間違いなくお出し出来るはずなのです。
たぶんな!笑
上の曲もMagnetのサントラという名のプレイリストに追加しましたので、良かったらそちらもお楽しみください。
↓
https://music.apple.com/jp/playlist/magnet-sound-track/pl.u-ZmblVDWu1Zgk5a
https://open.spotify.com/playlist/7yPEKkOW5pTccwBUtzf9G1
あ、女神と言えば、デーヴィーさんの名前も「女神」という意味と判明しましたけど、TVで見かける「あ~た」でおなじみの、あの「D夫人」と同じ名前と言ったら驚かれるかも!笑
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます