32. Sheryl Taylor's day off - シェリルはある朝突然に -



いよいよ第4章の幕開けです。

今回も映画のタイトルパロって遊んでまーす笑

前回、登場人物たち全員の日曜日に起こったアレコレを書きましたが、その日曜日が明けた、翌日・月曜日のお話となりました。

以前、25話でラムカさんの焼いたアップルパイが出てくるエピがありましたが、あの時このあとがきで「今後の展開のきっかけになる大事な内容」と書いた覚えがあります。

それが今回の「ショーンからラムカさんへの依頼」に繋がったというわけです。

単にレイ君の登場を増やしたくて思いついた苦肉の策だったりするんですけど。



あと出かけたマーケットでラムカさんがスパイスコーナーを物色するのが好き、って描写がございましたが、あれは作者自身の趣味です。(カルディ大好きマン!)

スパイスコーナーとか輸入食材コーナーとか見るの、好きなんですよね。

お話に出てくる「サハディーズ」という中東系の食材店はブルックリンに実在するお店なんですが、2人が買い物に出かけたユニオン・スクエア近くのマーケット、というのは作者の捏造したお店です。

定期購読している「ELLE a Tableエル・ア・ターブル」という、フランスのファッション雑誌「ELLE」系列のグルメ雑誌がありまして(2019年現在、雑誌名は『ELLE gourmetエル・グルメ』に変更されてますが)、その中で、アメリカでもNYなど食に関する意識が高い地方では近年、近郊で無農薬で野菜を作っていたり、薬やホルモン剤を与えないで牛さんや豚さんを育てる畜産農家も増えてきている、っていう記事を見つけまして。

その記事読みながら、「しょんちゃんきっと、そういう食材を扱う店で買い物するだろうなあ」なんて思ったりしたのでありました。

なので、いつか機会があればそういうシーンを書きたいなあと思っていたのです。

そしてキャスさんが取材の依頼を受けた、という部分は、例のアマンダ女史がショーンと話してて閃いた企画、という設定。

アマンダ女史がこれからどうお話に絡んでくるのか、戦々恐々といったところですかね。



あ、そうそう!

今回のタイトル、映画好きな人や、わかる人にはわかると思うんですが、今回も思いっきり映画のタイトル借りて遊んでおります。

「フェリスはある朝突然に」(原題:Ferris Bueller's day off)という1986年の作品で、「Sex and the city」でお馴染みのサラ・ジェシカ・パーカーの旦那さんである、マシュー・ブロデリック主演のコメディ映画。

You tube ムービーにて300円で字幕版観れるみたいですよ!

もしご覧になる時には、ラストのエンドロールが始まっても消さないで最後の最後まで観てくださいね。オマケあるんで。



あ、映画の内容と今回のお話とは全く何の接点もないんですけどね笑

タイトルどーすっぺかなーと悩みまして、「朝の電話」「突然の休み」なんてキーワードを書き出していたら、「あっ!」とこの映画のタイトルを思い出しまして。

「ラムカはある朝突然に」よりも「シェリルはある朝突然に」のほうが若干韻を踏んでるというか、響きが近いような気がしたのでありました。

(「フェリス」⇔「シェリル」)

こういうパロディ考えつくのって楽しいですね。

全く内容かぶってないけどね笑




で、今日は「シェリル・テイラー」とタイトルにあるので、この人の曲しかないでしょう!


Sheryl Crow / If It Makes You Happy


https://youtu.be/dyihQtBes1I



カッコイイ!ほんと大好きでしたねー。

これ96年なのかぁ……(トオイメ)


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