第二章 二人
第25話 変わった①
「…おはよう…」
ざわざわしていた教室が静まった。
西川さんが教室に入った時に挨拶をしたからだ。
「今、西川さん喋った?」
「あれ。西川さんて喋れないんじゃなかったの?」
「空耳じゃない?」
みんなはヒソヒソ言っている中、俺はすかさずに返事をした。
「おはよう、西川さん」
「…佐阿くん、おはよう」
?!。
初めて西川さんは名前を呼んでくれた。
みんなはその様子を見て唖然としていた。
この前まで全然喋らなかった西川さんがいきなり喋る様になったのだから驚くのも無理がないかも知れない。
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