第8話 勇気ある行動①

 優しさが重たい。

 商店街の皆さんが色々とサービスしてくれた為に荷物が予想より多くなってしまった。

 日が沈み商店街の街灯がポツポツと灯りが灯っているが街灯の数はそこまで多くなく少し暗い。

 そんな夜道を歩く見覚えがある人が前にいた。

 西川さんだった。

 俺は声をかけようか悩んだ。

 今、俺は西川さんに避けられている。俺が声をかけたら西川さんは嫌なんかじゃないかと、思ったのだ。

 なので俺は西川に気づかれない様に少し間を空けながら歩いていた。

 

 「……きゃ?!」


 ?!

 一瞬だった。

 西川さんの横を通った白バンが扉を開けて西川さんを乗せて連れ去った。

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