問題「自分を叱ってくれる友人を1人以上作りなさい。制限時間は人生の終わりまでとします」

イノベーションはストレンジャーのお仕事

タイトルの問題のみが大学入試で記述式出題されたなら、あなたはどう解答しますか?

 多分、これを読んでくださってる方が受験生であるならば、この問題を出題した大学には受からないと思います。何故ならこの問題の対策をしていないからです。

 仮に正確な問題文とするなら、

「問1 自分を叱ってくれる友人を1人以上作る方法及び経験を、今現在までの方法・経験に基づいて1000字以内で具体的に記述しなさい。解答時間は60分とします」

とでもなるのでしょうか。

 正直なところ、私も17や18歳でこの問題が出題されたならば、この大学に合格する自信はありません。と言うか合格できないでしょう。

 少し前、1、2年前くらいでしょうか、「SNSを通じて大学に入学する前から友達が居る」なんて話題がTVで流れていました。私は思わず目と耳を疑いました。

 「なに?顔すら良く知らない同士が入学前に友達になってるって?!」

 

当然、私の世代は携帯すら希少且つ高価で、車に搭載されている物と大きさでは負けていないくらいのやつ(固定電話の子機より大きい)が最先端で、当時でも1台10万円以上はしました。 私は新しいもの好きでしたから、学生の身分でありながらなんとかお金を調達して漸く購入しました。当時は今は無き「ポケベル」全盛期で、周りには携帯を持っている人はほとんど居ませんでした。電話料金にびっくりしたような気がします。

 SNSは最近の5、6年で普及したのでしょうか、今やこの時代の「マストアイテム」化しています。


 この友達の作り方は、やりようによっては若者にとって「当然じゃん」という事になるのでしょうか、まぁそれも時代の流れなんでしょう。

 しかし、その過程を経てこの問題の解答として記述できるのでしょうか?仮にそう解答したならば、点数は殆ど得られないでしょう。

何故なら<「友人」「叱る」というキーワードに触れていない、また核心を突くに至っていないから>だと思います。

 そもそも「SNSで知り合ったばかりの人間が自分の事を本気で叱ってくれる」

のでしょうか?お互いを叱る、叱らないの話題になるのでしょうか?私の想像ではそんな事はあり得ないと思うし、もしそうなったら『友達関係が直ぐに破綻する』と思います。

 そもそも『友人』と『友達』はどう違うのでしょうか?漢字が違うので、意味合いも多少違うと思いますが、私の勝手な解釈として

『友人』は《《1人であっても成立する》親しい人間関係》

『友達』は《1人以上の気の合う仲間・グループ内の「One of them」》

を指すと思います。うまく表現できていなくて申し訳ありません。

 なので『友人』=『親友』という事になるかと思います。

 片や(『友達』)≠(『友人』=『親友』)的な事を指すと思います。

長くなりそうなので、取り敢えずここまでで、続きは章を改めます。

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