冠の男
PAULA0125
前書き
これを読むに当たって、この場面を留意されたい。曰く、
「ああ、強情で、心にも耳にも割礼の無い人達よ。貴男方は、いつも聖霊に逆らっている。それは、貴男方の先祖たちと同じである。一体、貴男方の先祖が迫害しなかった預言者が、一人でもいたか。彼等は正しい方の来ることを予告した人たちを殺し、今や貴男方は、その正しい方を裏切る者、また殺す者となった。貴男方は、御使たちによって伝えられた律法を受けたのに、それを守ることをしなかった。」。
人々はこれを聞いて、心の底から激しく怒り、彼にむかって、歯ぎしりをした。しかし、彼は聖霊に満たされて、天を見つめていると、神の栄光が現れ、主が神の右に立っておられるのが見えた。そこで、彼は「ああ、天が開けて、人の子が神の右に立っておいでになるのが見える。」と言った。人々は大声で叫びながら、耳をおおい、彼を目がけて、いっせいに殺到し、彼を市外に引き出して、石で打った。これに立ち合った人たちは、自分の上着を脱いで、ある若者の足もとに置いた。
―――使徒言行録 七章より
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