クラスでいつも一人の俺になんでこいつの手助けを?
増田ユウキ
第0話 今日から高校二年
「今日から2年だね」、「また同じクラスだといいね」という話し声が通学路を歩いているときに聞こえてくる。このような会話をするのは学園生活をする上では普通だが、一部の人間はこのような会話をしないで学園生活をいつの間にか終える。その一部の人間それは、ぼっちだ。そのぼっちは二つのパターンの種類に分かれる。
一つ目は、友達をあえて作らないで一人でいるタイプ。このタイプの人間は一人でいることが好きで、周りの集団に取り込まれない。
二つ目は。友達は欲しいが友達の作り方がわからずにいつの間にか一人でいるタイプだ。このタイプの人間は、かわいそうだ。なぜなら自分で望んでいないの結果になっているからだ。
そして、ぼっちのパターン一つ目の人間が霞ヶ丘高等学校に存在する。その人物は、荻原隼だ。
荻原隼は一つ下の年の妹荻原千沙との二人暮らしで母親は病気で亡くなっており、父親は仕事の都合で離れた場所に住んでいる。
そんな荻原隼は今日から高校二年生だ。
学校の身支度が終わり隼は玄関で靴を履き、千沙の方を向く。
兄の顔を見ながら「お兄ちゃん、いってらしゃっい」と千沙は隼に言う。
その言葉を聞き「いってくるわ」と隼は言い家のドアを開け学校に向かう。
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