日常と写真家と猫の世話

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第1話 いつも心が疲れることのない幸せが、共にありますように・・ 知英の想い①

元KARAのメンバー、ク・ハラさんの訃報を受けて、知英さんが哀悼のコメントをインスタグラムに投稿されました。その長文では、知英さん彼女自身が深いリフレクションを受けた印象が読み取れるのです。


知英さんのコメントは前半と後半に分けられていて、前半では読者に向けて「自分を表現する」「自分であり続ける」ことへの解釈を。後半では亡くなられたク・ハラさんに捧げる哀悼が綴られてありました。


前半部分の抜粋です。


『私たちは、ただただ自分の表現したいこと、やりたいことをやって生きているんです。誰だって孤独です、私たちは最初からこの地にそのように生まれたのだから。』


ク・ハラさんは手書きのメモを残しており、これが事実上の遺書とみなされています。そこには『自分を愛せなくて、ごめんなさい』という趣旨の文章があったと報道されています。おそらくこれを受けての、知英さんからの回答・お返事なのでしょう。


知英さんの『誰だって孤独です』という部分には、彼女も今現在、懸命に日本という他国で生きている、という気持ちが表れていると思うのです。人は自分のしたいことを自由に表現するために存在しているのに、その純粋な衝動を成そうとするときに襲われる困難っていったい何なのでしょうね?っていう理不尽な葛藤です。


ク・ハラさんが亡くなれた原因は憶測で流れていますが、元恋人で発生している刑事問題と悪質なリプライ問題、などと。

自分に対する誹謗中傷。これに対する最大の免疫は・・


【自分自身を己の自己愛で満たす】


ことなのかもしれません。

仕事で自分を活かしてみる。作曲したり、踊ったり、創作したりして、自分のエゴや欲を表沙汰にしてみる。すると決まって周囲からの抵抗やら、ネガティブなレスポンスが跳ね返ってくるものです。


大量に津波の如く襲ってくる、悪質なコメント。削除しても移動しても再び始まる悪意な攻撃。しかもそれが真相とはかけ離れたウソやフェイク情報で巧妙に偽装されていたりします。


20代の若さでこれらの激流に飲み込まれたら、自分で泳いで岸まで辿り着きなさい、何か流木にしっかりと掴まっていなさい、なんてアドバイスされたところで耐えしのげるでしょうか?


どうしてもやるせない許せない感情に小舞されて反論にでて、そしてまた津波に飲み込まれてしまう。。その永遠たる終わりの見えないブラックホールな毎日。


芸能人だからといって、このような厳しい状況に追い込まれるのは哀しいことですよね。そして、その悲劇の加害者側にいるのが、何を隠そうこちら側の私たちなのです。


知英さんはこう続けます。

『どうか愛で満たしてください。表現してください。大切にしてください。自分自身を、そしてあなたを愛してくれる人々を。』


まずは【自分自身を己の自己愛で満たす】ことが何よりも最大の防御なのかもしれません。誰よりも自分自身が自分の一番のファンであり続けること。そして周囲の数少ない理解者を大切にすること。


知英さんご自身が芸能社会に生きてきて、日本という他国で成功を信じて頑張ってきて、そうして掴んだ防護術なのかもしれません。


そしてここが一番興味深いポイントなのですが・・

『私がそれを実現するのではなく、それが私を導き、そして私を通じて(みんなも)それを実現できると信じます。』


自己愛を満たし表現しつづけることが、結果として自分や他人を変貌させて、世界を変革していけるのだと、彼女は信じているのです。脱帽ですね。とても叡智に満ちた言葉だと思います。


知英さんは祈りを捧げます。

『いつも心が疲れることのない幸せが、共にありますように・・』


共にありますように。つまり、自分も心労が絶えませんが、お互い皆がそうならない幸せな日々がきっと訪れますようにと。。

彼女の健気さが伺える、そんな美しいコメントでした。


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以下、知英さん投稿コメント前半のご紹介です。


私たちは、ただただ自分の表現したいこと、やりたいことをやって生きているんです。誰だって孤独です、私たちは最初からこの地にそのように生まれたのだから。


お母さんのお腹から出てきたその瞬間から、もしかしたら知っていることなのかもしれません。だから自分が何を望むのか、自分にとって一番大切なものを正確に理解して、生きていくうえで自分の願望に100%率直になって、自分自身と対面してみてください。


どうか愛で満たしてください。表現してください。大切にしてください。自分自身を、そしてあなたを愛してくれる人々を。私がそれを実現するのではなく、それが私を導き、そして私を通じて(みんなも)それを実現できると信じます。


いつも心が疲れることのない幸せが、共にありますように・・

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