※
彼に腕を引っ張られるようにして男子トイレの一番奥の個室へと入る。
彼のキスに舌を伸ばして、絡めて掬い取る。
お互いのそれを刺激し合い先走りが零れる頃、個室内に響く水音は二人のどちらのものかなんて分からなくなっていた。
「あっ」
「ここ?」
後ろから抱き締められて耳を甘く噛まれる。
彼のものが擦れる刺激に思わず、大きめの声が零れて透は唇を噛み締めた。
すかさず、彼はその場所を攻める。
「やっ、あ」
透の制止は聞き入れて貰える訳もなく、その刺激は次第に甘美なものへと変化し、小さな嬌声が洩れる。
狭いトイレの個室内、透の押し殺したそれでも甘い声が零れる。
壁へと両手付き、尻を突き出す形で彼自身を受け入れていく。
「んんっ」
久し振りに味わう甘い刺激に熱い息を吐き出す。
「…凄く、」
ゆっくりと彼を飲み込んで行く透の身体、それを支えて彼から零れた呟きの意図するところは分からない。
そんなのはもうどうでも良い。この快楽に浸っていたい。
貪るように夢中に彼を求める。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます