第19話 水
その地は、荒ぶる神によって
朝日に、昼の日差しに、夕日に、きらきらと光り輝き、夜は月光を浴びて、ちらちらと
そこから流れ出ていた川は、木も草も
風が吹けば、
その
虹の女神は
余りにも
「お尻や言えない処を、大衆の面前に
女神から離れた初めの
すると地面から光の帯が、すぅーっと空に向かって伸びて行き、少し離れた丘に橋を架ける。
光の帯は、
虹の女神の
もう
そして
「エルピス、お顔を見せておくれ、もうジュリエット、エピメ、パンドーラにヘルメ、そして俺だけだ」
ぱこ。「…本当」
あっ、
「本当だよ、それにお空の上だよ」
「本当っ」
「あっ、エルピスっ」
「まぁまぁまぁまぁ、可愛いわぁ~、エルピス、ママよパンドーラ」
「エルピスっ、エルピスっ、パパだ、エピメだぞ」
「うぅ、うん、ママ、パパ」
「エルピス、ママ、パパが出来て良かった、お兄ちゃんはもう心配で心配で」
「お兄ちゃん心配し過ぎ」
「ジュリエットお姉ちゃんも出来たな」
「うん、お兄ちゃんあれやってぇ~」「「えっ」」
「アイデース様、するのですか」
「ねぇ~、やってやってぇ~」
「で、でもほらジュリエットもいるから」
「お兄ちゃんのけちん坊っ」
「分かった、分かったから怒らないでおくれエルピス」
「アイデース様、エルピスの言うあれと言うのは何」
「あっ、あぁ~、ジュリエット、エルピスと手を繋いで、馬車にしっかりと
「ヘルメ、ご
「アイデース様、
「
「はいよぉーーー、しーるばー、いつものだ、好きに走って良いぞ」
ひひーーーん。
「「「おーーーーー」」」「「きゃーーー」」「きゃーーー、きゃははははは」
馬車がいきなり急降下、お馬さんの
今度は急上昇、また急降下、えっ、馬車の
「「「わーーーーー」」」「きゃーーー」「「きゃーーー、きゃははははは」」
「あのぉ~イーリス様、アイデース様の馬車が大変な事になってるんだけど」
「うん、あ~、大丈夫っす、あれはアイデース様がエルピスと遊んでいるだけっす」
「あ~この虹の周りをぐるぐる回りながら飛んでる」
「虹に虹が巻き付いてる、楽しそう、あ~しも乗ってみた~い」
「
「16だけど、だめなん」「
「あぁ~、18以上とかなん」「違うっすよ」
「20、やっぱり残念じゃん」「だから違うっす」
「え~もっと上なん」
「違うっす、15
「「「「「えぇ~」」」」」
これはジェットコースター、いやぁ~、お馬さん
「「「あぎゃーーー」」」「 「 「きゃーーー、きゃははははは」 」 」
ぴっか、・・・ごろごろごろどーーーーーん。
人々が住まっていた地の空に、一点の黒い
雲は見る間に集まり、地を
そして真ん中から水滴の様に、地に向かって垂れ下がる。
やがて黒雲に
それは狂っているかの様に、
そして人々が住まっていた家々、枯れ果てた木々や草花、干上がりひび割れた地を、幾度となく
突然それは起こり、黒く
「「 「「 「「 「「 「けけけけけっ」 」」 」」 」」 」」
「「 「「 「「 「「 「けらけらけら」 」」 」」 」」 」」
「「 「「 「「 「「 「ぐひひひひっ」 」」 」」 」」 」」
「「 「「 「「 「「 「うひゃうひゃ」 」」 」」 」」 」」
「神々のお許しが出たぞ前らっ」
「うひゃうひゃ、まぁ~ずは俺だ、なぁ~にもかも押し流してやる」
土の香りが漂ってくると、
人々は見た。
こんもりとした山の斜面が、木々と共に
「あれ~~~、俺ここまでする気は無かったんだがなぁ~、…おっ、
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