革命が起こったので後宮(ハーレム)は解散になりました

北斗七階

プロローグ


 これはすべてが終わった後の物語だ。


 とある国に独善的な悪い王がいた。

 国民は貧困にあえぐ一方で、王は重税によって私服を肥やす。


 そんなとき、義憤に駆られた誰かが立ち上がった。


 彼らは志を同じくする仲間を集め、時にぶつかり合いながらも結束していく。

 敵と思われた相手が味方になってくれることも、その反対の出来事もあった。

 刺客を退け、妨害をかいくぐり、準備を整える。

 そこには熱い友情や心踊るロマンスがあって、彼らを一時も休ませることはなかった。


 そしてついに革命の日が来る。


 悪い王は打倒され、人々は自由を勝ち取った。

 国家はついに民のものとなったのだ。


 そんなあらゆる出来事が終わった後。


 蛇足のような時間の中から始まることもあった。

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