第31話【殺し屋】

再び三年生の頃に戻って来たピーマン。

今回のピーマンの行動に迷いは無かった、 馬鹿なりに考えたシュミレートの結果

ミンチを殺害しようと言う事になったのだった。


「ミンチ!!」

「殿下? 如何しました?」

「死ねええええええええええええええええ!!」


剣で刺し殺そうとするピーマン、 剣は鉄扇で簡単に弾かれてしまった。


その後、 ピーマンは牢屋に死ぬまで幽閉されるのだった。


To be continued




気を取り直して今度は一年生の頃に戻って来たピーマン。


「自分でやるのは無理か・・・」


憎しみが強過ぎて自分でやるのは良くないと反省したピーマン。


「ここはプロに任せるか・・・」


殺し屋に依頼してミンチを暗殺する事に決めたピーマンだった。

とは言え殺し屋を見つけるのはそれなりに骨である。

今回一年生の頃に戻ったのもそれが理由である。

二年で殺し屋を探し当て、 暗殺を行うのだ。

しかしここで予想外の出来事が起きたのだった。

やり直ししてから一ヶ月後、 殺し屋が見つかった。

殺し屋と人目の付かない所で待ち合わせをした


「お前が殺し屋か?」

「あぁ・・・我が名は殺し屋黒い鷹だ・・・

アンタが依頼人か?」

「その通りだ」


ローブを見に纏った男が現れた。

ピーマンもローブで体を隠している。


「まずは依頼の前金金貨20枚を貰おうか」

「標的の事を知らずに前金を取るのか?」

「あぁ・・・それもそうだな、 標的は誰だ?」

「侯爵令嬢のミンチだ」

「・・・侯爵様の娘ならば前金は金貨50枚、 成功したら追加で50枚だ」

「分かった、 だが一つ条件が有る」

「条件?」

「殺すのは今から2年後の王立学園の

卒業パーティの一週間前から卒業パーティの前日までの間だ」

「時間に指定が有るのならば金貨をもう20枚欲しいですかね」

「今日、 ここに持って来ているのは手付金の金貨20枚だけだ」

「おい・・・話にならねぇぞ」

「こちらも金を大量に持ち出すと怪しまれる

それに今すぐに殺せと言う訳じゃないんだ、 支払いは待って貰おう」

「・・・・・」


黒い鷹は考えて


「良いだろう、 依頼の前金のローン払いを認める事にする」

「助かるよ」

「依頼だからな、 問題無い、 それじゃあまず手付の金貨20枚を貰おうか」

「あぁ」


金貨を黒い鷹に渡すピーマン。


「確かに・・・」

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